住友林業の注文住宅は高い。なのに高級志向でない私が契約した理由

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住友林業の注文住宅が高い理由

2018年11月に住友林業と契約し、2019年8月についに引き渡しとなったもりっち邸。

夫婦ともども家づくりは超初心者。
そして"ブランド志向"なんぞ微塵もありませんでしたので、「安いところで良いんじゃん?」と思い、とりあえず計6〜7社を比較検討してみたのですが…

最終的には、まさかの超大手かつ高級ブランドと言われている「住友林業」と契約することになっていたのですΣ(°Д°υ)

ぶっちゃけ、住友林業は高いです。。。

でも、 高いのには理由がある。

てなわけで今回は!

実際に住友林業で注文住宅を建てたもりっちが、

  • 住友林業が高い理由
  • それでも契約したその魅力
  • 大幅値引きを実現させた方法

について、体験談をもとにご紹介していきます。

それでは!

今日もはりきっていきましょー(^∀^ )

住友林業の坪単価は平均80〜85万円らしいが…

ではまず、「実際のところ、住友林業の注文住宅はいくらくらいで建つの?」というお話から。

平均的には、住友林業の坪単価は80〜85万円程度です。

坪単価は【建物本体価格÷延べ床面積(坪)】で表されることがほとんどですから、上記の坪単価で計算した場合…

延べ床面積 建物本体価格
30坪 2,400〜2,550万円
35坪 2,800〜2,975万円
40坪 3,200〜3,400万円

このようになります。

check!

建物本体価格とは:本体工事(躯体・床・建具・屋内給排水・屋内電気設備など)と提案工事(床下収納追加・食洗器深型に変更・電子錠に変更など)の合計
延べ床面積とは:建物の各階の床面積の合計

延床面積とは

大手ハウスメーカー坪単価一覧〜やはり住友林業は高い〜

もりっち
でも坪単価80〜85万円ってのは、他ハウスメーカーと比べてどうなのかなぁ…?

ということで、他大手ハウスメーカーの坪単価も見ていきましょう。

一般的な坪単価 注文住宅業者
〜100万円 スウェーデンハウス
〜90万円 ヘーベルハウス
〜85万円 三井ホーム・住友林業・積水ハウス
〜80万円 ダイワハウス・パナソニックホームズ・ミサワホーム
〜75万円 セキスイハイム・トヨタホーム・サンヨーホームズ
〜70万円 一条工務店・住友不動産・ヤマダホームズ
〜60万円 桧家住宅・タマホーム

ご覧のように、数あるハウスメーカーの中でも住友林業は「高い」部類に入ることが分かります。

【衝撃】実際に契約した私の坪単価は◯円

しかーし!

実際に住友林業で「都内で18坪の敷地に延べ床面積29.1坪の3階建て」を建てたもりっち邸の坪単価は、なんと…

坪単価=103万円という衝撃的な結果にっ(^∀^ )

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もりっち
坪85万円を大きくオーバーしているじゃないの…

しかも、もりっちはそこまで「欲張りすぎた」わけではないんです(´ε`;)

たしかに提案工事(オプション)はいくつかお願いしましたが、「オシャレ・豪華にしたい!」といった高望みのオプションではなく、快適な生活を送るための”必要最小限の範囲”に抑えたつもり…

どうやら、都内・狭小地・3階建てというスペック自体、坪単価が上がってしまう3拍子だったようなんです(´Д⊂ヽ

もりっち
同じようなスペックの人は、このくらいの覚悟が必要よ…!

坪単価はあまりあてにならないが比較するのには便利

このように、実際問題、坪単価の金額自体はほとんどあてにならないんですよね。

もりっちのように、立地条件などによっては上記の範囲内にあてはまらない場合も多々ありますし、なにより各メーカーによって坪単価の計算方法が違うんです。

つまり、実際にかかる金額はどうあれ「自社を安く見せることも高く見せることも可能」なわけです( ゚ε゚;)

このため、坪単価は「各メーカーのグレードを比較するのには使える」程度のものだという認識にとどめておいた方が良いでしょう。

なお、各社の特徴はこちらの記事でランキング形式にてご紹介しています(^∀^ )

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注意!建物本体価格は予算の70%以内に抑えよう

ちなみに!

気をつけなくてはいけないのが、注文住宅の費用は、坪単価の計算に含まれる部分(建物本体価格)の他に追加で結構なお金がかかるということ。

注文住宅にかかる費用は、以下の3項目に分かれます。

かかる費用の項目 項目詳細
本体工事費(建物本体価格) 仮設工事費・基礎工事費・躯体工事費・建具工事費・電気工事費・水道工事費など
別途工事費 解体費・地盤改良費・外構工事費・インテリア工事費・設計料・構造計算料など
諸費用 登記手数料・住宅ローンの融資事務手数料・火災保険料・引っ越し代など

そして、これらの割合はと言いますと…

注文住宅にかかる費用の内訳

坪単価の計算に関わる部分は、全体の70%にしか過ぎないのです。

このため、仮に坪単価が80〜85万円だった場合のかかる合計金額をだしてみると…

延べ床面積 建物本体価格 かかる合計金額
30坪 2,400〜2,550万円 3,429〜3,643万円
35坪 2,800〜2,975万円 4,000〜4,250万円
40坪 3,200〜3,400万円 4,571〜4,857万円

このようになるわけです。

もりっち
ちなみにもりっち邸の内訳は、建物本体価格が3,062万円・別途工事費が739万円・諸費用が261万円ほどだったわ…!

このため、本体価格は「予算の70%以内に収めるようにする」ことを覚えておきましょう٩( 'ω' )و

なお、予算を考える上で必ず知っておきたい「諸費用」については、以下の記事で詳しく解説しています(^∀^ )

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住友林業の注文住宅が高い2つの理由

では、「なぜ住友林業は高いのか?」というお話しを。

そもそも、住友林業に限らず、ハウスメーカーは工務店と比較するとどうしても値は張ります。

広告費・人件費・研究費などがかかっているからですね。

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ただ、大手の中でも特に住友林業は「高級ブランド」という位置づけ。

それはなぜかと言いますと…

  1. 使っている木材が高価
  2. 標準仕様のグレードが高い

この2つの理由があるからなのです。

1.住友林業は使っている木材が高価

現在の住友林業の主力商品である「ビッグフレーム(BF)工法」に使用されている大きな柱=ビッグコラム

こちらは、乾燥させた板材を何層にも重ね、鉄骨ばりの強度をだした木材なんです!

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(出典:住友林業公式サイト

もりっち邸の生ビッグコラム
もりっち邸の生ビッグコラム

このビッグコラムにより、住友林業は、従来の木造では難しかった高い耐震性開放的な間取りコーナー開口(部屋の角に窓を作る)などを実現させることに成功したのです(゚∀゚*)!!

ビッグコラムを作るのには結構な費用がかかるそうで、そのぶん建築費用もUPしてしまうというわけですね。

2.住友林業は標準仕様のグレードが高い

そして、住友林業は標準仕様のグレードが非常に高いことも特徴的です。

他社を見た後に住友林業のショールームを見学すれば一目瞭然かと思いますが…

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  • クリナップのキッチンが耐久性抜群のオールステンレス
  • ドア・棚・引き出し全てに「ソフトクローズ(ゆっくり閉まる)機能」がついている
  • 床は「無垢材」または「挽板+床暖房」が標準
  • ドアやカーテンが天井高目一杯に作られている
  • サイディング(外壁材)の凹凸が厚く重厚感・高級感がある

などですね。

実際に各社のモデルハウスを見比べるとより実感しやすいのですが、ドアが天井高まである住友林業の仕様は、めちゃめちゃ格好良いですよ(人´ω`*)

もりっちも、新居でこの天井高までの美しきドアを見て、惚れ惚れしてしまいました…!

住友林業のドアは天井高目一杯

ちなみに普通は、天井とドアとの間に隙間があるのが一般的です。

このメリットは、見た目の格好良さだけでなく、「収納も天井高目一杯とれる」というところにもあるんですよね(´∀`人)

住友林業は天井高一杯に収納をとれる

ちなみに、「床はフローリングでOK」などグレードを下げたい場合には、そのぶん値下げしてくれます。

となると一見、「標準のグレードが高い=標準の設定金額が高いだけ」ともとれそうですが、「標準」は、そのメーカーが最もコスパよく採用できる仕様です。

このため、費用を抑えるために何でもかんでも「グレードを下げて!」とお願いするのはあまり得策ではありません。

もりっち
そうするくらいなら、他のもっと安いメーカーと契約したほうがお得だと思うわ!

「高品質のものをなるべく安く」と考えた場合、”標準のグレードが高い”住友林業を選ぶ理由は大いにあるかと思います!

住友林業はやっぱり高い…それでも我が家が契約した理由

ご紹介してきたように、住友林業は「高品質・高価格」のハウスメーカーです。

ではなぜ、全くの庶民であってブランド志向なんて全然ないもりっち夫婦が住友林業に決めたのかと言いますと、以下のような理由からでした。

  • 住友林業(BF工法)でしかできない開放的な間取りの虜に!
  • 構造面を学び、「地震が起きても住友林業の家なら絶対に倒壊しない」と確信がもてた
  • 営業マンのレベルが桁違いに高い
  • 設計士の提案力・柔軟性が高い
  • 社員さんみんなが自社商品に誇りをもっていることが伝わってきた
  • アフター保証が60年間で安心感があった

この中でも特に決め手となったのが、構造面と人でした。

柱のない開放的なLDKを叶えられるのは住友林業だけだった!

もりっちは、実家のLDKが狭めだったこともあり「マイホームは広々としたLDKを…!」とずーーっと夢見ていたんですよね。

積水ハウスや三井ホームなどにも間取りをもらいましたが、「余計な柱や壁が少ない開放的なLDK」が実現できるのは住友林業のみだったのです。(赤が柱・壁

もりっち邸のLDK各社比較
もりっち
柱1本あたりの強度がないと、この間取りは不可能よ!

最初にこの間取りを見たときには、「こんなに開放的にできるなんて…!」と鳥肌がたつほど感動してしまいました(;∀; )

営業マンと設計士の質が非常に高い

そして何より、住友林業は人が良かったんですよね。

営業マンは、自社だけでなく他社のことも熟知しており、説明が抜群に分かりやすい。

設計士さんは非常にセンスが良く、こちらの要望に柔軟に対応してくれることはもちろん、なんでも要望に従うだけでなくきちんと”プロとしての意見”も言ってくれる方でしたので信頼感がありました。

もりっち
社員教育にお金をかけているのかもしれないわ!

値引きに関しては契約前が勝負ですが、「良い家を作れるか?」は契約後が本番です。

実際に打ち合わせを経て無事に理想どおり(いや、それ以上!!)の注文住宅が完成した今思うのが、「心から信頼のおけるプロフェッショナルたちと一緒に家づくりすることが、”後悔しない家づくり”には必須!」ということ!

もりっち夫婦は3ヶ月間毎週2〜9時間程度、打ち合わせにみっちり時間を割いてきました。

相当な労力がかかったことは事実ですが、不思議と「大変だ…」という感覚は一切なく、打ち合わせが毎回楽しみで待ち遠しいと感じていたんですよね。

打ち合わせが終盤に近づくと、設計士さんロスになってしまったほどです。笑

実際のところ、もりっち夫婦を担当してくれた営業マンは「他社含め関東での業績がトップクラスの優秀な方」、設計士さんも「その支店の売れっ子No.1」だったことが後に発覚し、めちゃめちゃラッキーだったことも事実ではありますが…

「住友林業の営業マンや設計士は質が高い」ということは、もりっちだけでなく、住友林業で建てた方からは非常によく聞かれる声なんですよね。

逆に、もし「営業マン・設計士がイマイチ」と感じたら、契約はしない方が良いです。
打ち合わせの時に絶対に後悔します(´Д⊂ヽ

てなわけで、「営業マンや設計士がどれほど知識がありどのように対応してくれるか?」といった部分を判断することは、注文住宅で後悔しないための必須ポイントだと思います。

もしあなたが「前向きに住友林業を検討している」のなら、もりっちを担当してくれた超優秀な営業マン(都内の支店長)を紹介することもできますので、インスタのDMなんかでお気軽に聞いてくださいね(^∀^ )

我が家の見積もり・値引き額を公開

では最後に!

住友林業の見積書を大公開しちゃいましょう(^∀^ )

4,000万円までならなんとか出せる」と思っていたもりっち夫婦なのですが、最初に出された見積もりが…

値下げ前の見積書

44,292,000円!

ぎょえぇぇぇぇぇーー(^∀^ )

537万円もの値引きに成功…!

しかーし!

もりっち、あの手この手を使って相談を重ねた結果、最終的な見積もりはこのようになったのです…!

じゃじゃんっ!

値引き後の金額

38,924,400円!

なんと537万円も値引きしてもらうことに成功したではありませんか…(;∀; )!!

住友林業では「10%値引きしてもらえればかなり良い方」らしいのですが、もりっちの値引率は12%超。

この要因は色々ありますが、複数社を比較検討したことが大きかったですね。

大幅値引きを狙うには「比較検討」が鉄則!

注文住宅の業者選び・値引き交渉においては、比較検討が鉄則です٩( 'ω' )و!

もりっちが利用した無料の資料一括請求サービスは、ネット上で予算・希望の間取り・土地などを入力するだけで、複数業者から資料や間取り、さらには見積もりまでもらえる優れもの。

各社のモデルハウスを回るといった労力をかけることなく比較検討できたので、非常に使い勝手が良かったですよ(人´ω`*)

そしてまさか、それが537万円もの大損を避けることにも繋がるだなんて…本当に助かりました(;∀; )!

資料一括請求サービスの賢い使い方については、こちらを参考にしてみてくださいね。

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また、比較検討以外の値引き術の全貌は、以下の記事に全力で綴っています(^∀^ )

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契約後に数百万円UPは覚悟せよ

しかーし!

契約後に打ち合わせを重ねていき、最終的な見積もりを出してもらうと…

追加で200万円かかっとるやないかいっ(^∀^ )

この要因としては、

  • 食洗機を深型に変更
  • 床下収納採用
  • システムキー(電子錠)採用
  • 飾り棚をつけた
  • 部屋干し用の竿をつけた

など、細々したオプションを追加していったからですね。

これは正直、予想外でした。。。

ただ、恐ろしいことに…
+200万円というのは、住友林業に限らず、注文住宅の契約後の上がり幅としては至って正常範囲。

500万円ほど追加になるケースも決して珍しくありません。

このため契約前の見積もりの時点では、数百万円の余力を残しておくことを強くオススメします。

もりっち
もりっち、援助してくれた両親に心から感謝…!

予算オーバーして困った時のコストダウン術はこちらを参考にしてみてくださいね(^∀^ )

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まとめ

住友林業は、やっぱり「高いハウスメーカー」であることは間違いありません。

ただ、高いのには理由がある。

住友林業の家は構造面でのメリットが大きく、標準仕様のグレードが非常に高いのです。

そして、営業マンや設計士など、社員さんの質が高いことも大きな魅力ですよ(人´ω`*)

しかし、ブランドイメージだけで住友林業に決めてしまうのは後悔のもと。

住まいについて「何に重きを置くか」は人によって異なり、選ぶべきハウスメーカーの”正解”も違いますから、複数社を比較検討してみてあなたにあった業者を選定できると良いでしょう。

もりっち
比較検討は、大損を避けるためにも必須よ!

それでは今日はこのへんで。

またお会いしましょー(^∀^ )