こんにちは、もりっち(@moricch_i)です(^∀^ )
注文住宅を建てる時に気になるのが、「この坪数だと、相場はいくらくらいなの…?」ということではないでしょうか。
中でも「30坪」というのは、3〜4人家族にぴったりの広さですから、その面積で検討する人は多いです。
てなわけで今回は!
30坪の注文住宅の相場や、見落としがちな費用について、詳しくご紹介していきます。
30坪の平屋・2階建て・3階建てそれぞれの間取り実例もありますぞっ(^∀^ )
それでは!
今日もはりきっていきましょ−(^∀^ )
- 30坪の注文住宅の相場は土地なし2,655万円・土地つき3,636万円
- 30坪の注文住宅なら最低1,400万円は費用を見ておこう
- 30坪の注文住宅の建築実例・間取り例
- 注文住宅は1社のみ見て決めてはいけない理由
- まとめ
30坪の注文住宅の相場は土地なし2,655万円・土地つき3,636万円
はじめに、最も気になる30坪の注文住宅の相場から。
まず、2018年度 フラット35利用者調査から、全国の注文住宅の相場平均を見てみると…
- 土地なし(家のみ)注文住宅:3,395万円
- 土地つき注文住宅:4,113万円
という結果がでていました。
そして、土地なし・土地つきそれぞれの延べ床面積の平均は、38.4 坪・33.9坪とのこと。

これを30坪に換算してみると…
- 土地なし(家のみ)30坪の注文住宅の相場:2,655万円
- 土地つき30坪の注文住宅の相場:3,636万円
となっていました!
ただ、地域によって注文住宅の相場は異なる
しかし!
気をつけなくてはいけないのが、注文住宅の相場は地域差がかなり大きいということ。
2018年度 フラット35利用者調査の結果をもとに、30坪の相場を計算してみると…
- 土地なし(家のみ)30坪の注文住宅の相場
地域別相場 | 平均面積 | 30坪の相場 | |
---|---|---|---|
全国 | 3,395万円 | 38.4坪 | 2,655万円 |
首都圏 | 3,694万円 | 37.9坪 | 2,924万円 |
近畿圏 | 3,504万円 | 38.6坪 | 2,725万円 |
東海圏 | 3,456万円 | 38.8坪 | 2,676万円 |
その他地域 | 3,228万円 | 38.4坪 | 2,521万円 |
- 土地つき(土地+家)30坪の注文住宅の相場
地域別相場 | 平均面積 | 30坪の相場 | |
---|---|---|---|
全国 | 4,113万円 | 33.9坪 | 3,636万円 |
首都圏 | 4,775万円 | 32.1坪 | 4,458万円 |
近畿圏 | 4,227万円 | 33.6坪 | 3,776万円 |
東海圏 | 4,107万円 | 34.8坪 | 3,538万円 |
その他地域 | 3,762万円 | 34.7坪 | 3,250万円 |
土地なし・土地つきどちらにおいても、首都圏が圧倒的に高いという結果になっていました…Σ(゚∀゚ノ) ノ
30坪の注文住宅なら最低1,400万円は費用を見ておこう
ここで気になるのが、「最低いくらあれば、30坪の家を建てられるの?」ということですよね。
「ローコスト」を売りにしているハウスメーカーでは、坪単価30万円〜程度で注文住宅を建てることができます。
これを30坪にあてはめて計算してみると…
30万円✕30坪=900万円
しかーし!

と考えるのは大間違いΣ(°Д°υ)
これは、あくまで「建物本体費用」のみのお話だからです。
【注意】注文住宅は建物本体費用以外に最低600万円以上は必要
注意しなくてはならないのが、「注文住宅は、建物本体費用以外にも結構なお金がかかる」ということ。
具体的には、以下のような費用が発生します。
項目 | 項目の詳細 | 相場 |
---|---|---|
建物本体以外にかかる建物に関わる費用 | 冷暖房工事費・外構費・仮設工事費・地盤改良費・解体費・設計料・構造計算料・インテリア費用など | 500〜1,000万円 |
諸費用 | 住宅ローン融資事務手数料・火災保険料・登記費用・収入印紙代など | 80〜100万円 |
引越しまでにかかる費用 | 引越し費用・仮住まい費用 | 60〜100万円 |
合計 | − | 640〜1,200万円 |

解体費や地盤改良費、仮住まい費用などはかからない場合もありますが、それにしても、建物本体費用以外に600万円以上はかかることを頭に入れておきましょう。
このため、どんなに安くても…
建物本体費用900万円+それ以外の費用600万円=1,400万円
これくらいはかかってしまうことになるのです(´Д⊂ヽ
30坪の注文住宅の建築実例・間取り例
では、ここからは!
30坪の注文住宅の建築実例・間取り例を、平屋・2階建て・3階建てそれぞれで見ていきましょう٩( 'ω' )و
なお、ご紹介する実例の費用はすべて「土地なし(家のみ)注文住宅」の場合です。
土地も購入する場合には、少なくとも追加で1,000万円以上はかかるため、きちんと想定しておきましょう(^∀^ )
30坪1,850万円の平屋:建築実例・間取り例
まずは、平屋の注文住宅から。
・場所:三重県
・建物本体費用:1,850万円
・坪単価:61.1万円
・延べ床面積:30.3坪
・間取り:2LDK+畳スペース+ロフト
・家族構成:夫婦+子2人


(出典:SUUMO公式サイト)
玄関の黄色いドアが可愛いですね(人´ω`*)
2LDKですが、LDKの畳コーナーを将来的には子ども部屋として使うことができる、可変性のある間取りです。
また、数十万円はかかるウッドデッキもついており、「部分部分こだわりを反映した」間取りになっています。
ただ、あくまで1,850万円というのは”建物本体費用”。
これに加え、追加費用が700万円前後はかかっていると思われます。
月々の住宅ローン返済額
では!
フラット35のシミュレーションを利用して、以下の条件で月々の住宅ローン返済額を計算してみましょう。
- 建物本体以外にかかる建物に関わる費用:700万円(推定)
- 頭金:なし
- 必要借入額:2,550万円(1,850+700)
- 元利均等返済(毎月の返済額が一定)
- 金利:1.0%・1.5%
- 35年返済
- ボーナス返済なし
すると、金利1.0%では月々7.2万円、金利1.5%では月々7.9万円の返済という結果となりました!

30坪1,637万円の2階建て:建築実例・間取り例
お次は最もスタンダードな2階建て。
・場所:大阪府
・建物本体費用:1,637万円
・坪単価:54.1万円
・延べ床面積:30.3坪
・間取り:3LDK


(出典:SUUMO公式サイト)
LDK+主寝室+2部屋と、3〜4人家族で生活するのにちょうど良い間取りです。
リビングのグレーのアクセントクロスが素敵ですね(人´ω`*)
また、キッチンは最も安い壁付けではなく「対面式」で、吊戸棚も採用されており収納も確保されています。
月々の住宅ローン返済額
この実例の住宅ローン返済額はと言いますと…
- 建物本体以外にかかる建物に関わる費用:700万円(推定)
- 頭金:なし
- 必要借入額:2,337万円(1,637+700)
- 元利均等返済(毎月の返済額が一定)
- 金利:1.0%・1.5%
- 35年返済
- ボーナス返済なし
上記の条件では、金利1.0%では月々6.6万円、金利1.5%では月々7.2万円の返済という結果となりました。
ちなみに、通常の場合ですと、2階建ては平屋より安く建てることができます。
平屋の場合、費用がかさむ「基礎」や「屋根」の面積が広いからですね。

30坪1,860万円の3階建て:建築実例・間取り例
最後は、特に土地が高い首都圏に多い3階建ての実例を見ていきましょう٩( 'ω' )و
・場所:東京都
・建物本体費用:1,860万円
・坪単価:62.0万円
・延べ床面積:30.0坪
・間取り:3LDK
・家族構成:夫婦+子2人


(出典:SUUMO公式サイト)
外観は白で統一されており、シンプルでスタイリッシュ。
開放感の出る「吹き抜け」が採用されています。
また、LDKからフラットにつながるウッドデッキも魅力的です(人´ω`*)
大きくない土地ですが、少しでも広々感じられるよう、工夫の多い間取りになっています。
月々の住宅ローン返済額
こちらのお宅の月々の返済額はと言いますと…
- 建物本体以外にかかる建物に関わる費用:850万円(推定)
- 頭金:なし
- 必要借入額:2,710万円(1,860+850)
- 元利均等返済(毎月の返済額が一定)
- 金利:1.0%・1.5%
- 35年返済
- ボーナス返済なし
こちらの条件では、金利1.0%では月々7.7万円、金利1.5%では月々8.3万円の返済という結果となりました!
3階建ての場合、「地盤改良費」や「構造計算料」が余分にかかるため、建物本体以外の費用が高額になりがちです。
また、こちらのお宅は都内ですので、他の地域と比較すると坪単価は高めですね。
ちなみにもりっちは、都内・29.1坪・3階建てを住友林業に建ててもらったのですが…
トータルでなんと、4,000万円+αもかかってしまいましたΣ(°Д°υ)
恐る恐る計算してみると、驚愕の坪単価に…ヒイィィィ!!!!(゚ロ゚ノ)ノ
注文住宅は1社のみ見て決めてはいけない理由
最後に、注文住宅計画において決してやってはいけないことをご紹介。
注文住宅は、1社のみ見て決めてはいけません!!
なんせ…
業者によって、価格帯はバラッバラなんですからΣ(゚ロ゚;)

1社のみしか検討していないと、「出された見積もりが果たして適正なものなのか?」が分かりませんよね。
このため、比較検討することなく業者を決めてしまうと、悲しいことに何百万円単位で大損してしまう可能性があるのです(;Д; )
注文住宅は複数社を比較検討するのが鉄則!
ということで、賢く注文住宅を建てるためには、複数社を比較検討することがもはや常識。
- なるべく安い業者に依頼したい
- すでに本命業者は決まっている
前者の場合は特に、そして後者の場合にも、複数社を検討する意味あいは非常に大きいです。
なんせ、そうすることで、大幅値引きしてもらえる可能性がめちゃめちゃ上がるんですから…(゚∀゚*)!
もりっちは実際に、比較検討することで537万円もの値引きに成功したのです(;∀; )
もりっちが利用した資料一括請求サービスは、ネット上で建設予定地・希望の間取り・予算などを入力するだけで、複数社から無料でカタログがもらえる優れもの。


さらに! 間取りや大まかな見積もりまで出してもらえたことには驚きました(゚ロ゚ノ)ノ
家づくり超初心者だったもりっちは、こちらのサービスを利用したことで初めて「注文住宅の適正価格」が分かりましたし、何より、大本命の住友林業に大幅値引きしてもらえたので本当に助かりました(;∀; )
こちらのサービスの賢い使い方については、以下の記事でご紹介しています(^∀^ )
まとめ
注文住宅を検討する時に最も気になる「相場」。
ローコストメーカーでは坪30万円〜で建てることができますが、注文住宅は、建物本体費用以外にも何百万円という費用が発生することを知っておかなくてはなりません。
住宅購入では、「余裕を持ってローンを返済していける借入額に抑える」ことが大前提です。
このため、トータルでかかる費用をしっかり確認し、身の丈に合った価格帯の業者・間取りを検討することが大切ですなんですね(人´ω`*)
この記事が、注文住宅を検討しているあなたにとって、少しでもお役にたてたならばこれ幸いっ(^∀^ )
それでは今日はこのへんで。
またお会いしましょー(^∀^ )