こんにちは、もりっち(@moricch_i)です(^∀^ )
注文住宅を建てる時に気になることと言えば、「一体費用はいくらかかるの…?!」ということではないでしょうか。
注文住宅は、同じ”戸建て”でも、建売ではかからない費用がいくつか発生します。
その中でも絶対に抑えておきたいのが、基本的には現金での支払いが必要となる…
諸費用٩( 'ω' )و
てなわけで今回は!
実際に注文住宅を建てたもりっちが、諸費用の相場や実際に我が家でかかったリアルな金額をご紹介していきます。
それでは!
今日もはりきっていきましょー(^∀^ )
注文住宅でかかる費用の内訳
注文住宅では、かかる費用が以下の3つに分かれます。
- 建物本体工事費
- 別途工事費
- 諸費用
そしてそれぞれの割合はと言いますと…

諸費用の相場は、かかる費用全体の約10%と言われています。
それではここから、それぞれの内訳を細かく見ていきましょう٩( 'ω' )و
注文住宅の建物本体工事費と別途工事費
まずは諸費用以外の部分から!
注文住宅の建物本体工事費とは
初めに、約70%を占めるのが「建物本体工事費」。
簡単に言うと「建物そのものにかかるお金」です。
具体的には、
- 躯体工事費(仮設工事・基礎工事・大工工事・木材費)
- 外部仕上工事費(屋根・破風軒天・雨樋・外壁など)
- 内部仕上工事費(床・壁・天井・階段など)
- 建具工事費(外部建具工事・内部建具工事)
- 備品・住設機器工事・収納工事(外部部品・内部部品・住宅設備機器・システム収納)
- 屋内給排水・給湯・衛生設備工事費
- 屋内電気設備工事費
これらが建物本体工事費に入ります。
なお、ここには施主の希望で追加した提案工事費(オプション)も含まれます。
たとえば、床下収納追加・電子錠に変更などですね。
ちなみに…
住友林業で都内に3階建てを建てたもりっちは、この合計が約2,998万円でした。

なお、よく価格の指標として使われる「坪単価」は、「建物本体工事費÷延べ床面積」で求められることが一般的です。

このため、例えば延べ床面積30坪の家で「坪単価は60万円です!」と言われても、「60万円✕30坪=1,800万円あれば家が建つ」というわけではないことを覚えておきましょう(´ε`;)
注文住宅の別途工事費とは
お次は別途工事費。
こちらは、
- 解体工事費(建て替えの場合)
- 地盤改良工事費(地盤が弱い場合)
- 屋外給排水工事費
- 冷暖房工事費
- 床暖房工事費
- ガス工事費
- エネファーム工事費
- 外構工事費(庭や門など)
- 仮設工事費
- インテリア工事費(カーテンや照明など)
などが含まれます。
土地を整える費用や、生活にあたって必要な設備にかかる費用などですね。
もりっち邸の場合ですと、この合計が911万円でした。
注文住宅の諸費用とは
そして最後は、気になる諸費用。
諸費用は、大きく以下の5項目に分かれます。
- 建築関係の費用
- 住宅ローン関係の費用
- 引っ越しに関わる費用
- 祭典などの費用
- 新居での生活に必要な費用(家具・家電など)
この中で2〜5は現金での用意が基本となるため、しっかりチェックしておきましょう!
我が家のリアルな諸費用と相場
ではでは!
もりっち邸で実際にかかった諸費用と、相場を見ていきましょう٩( 'ω' )و

項目 | 項目詳細 | かかった費用 | 相場・備考 |
---|---|---|---|
建築関係 | 設計料 | 44.3万 | 25万円〜建物本体工事費の25%程度 |
工事管理費 | 9.7万 | 10万円前後 | |
確認申請料 | 19.4万 | 10〜20万 | |
建設住宅性能評価申請料 | 13万 | 8〜15万 | |
構造計算料 | 16.2万 | 7〜30万 | |
42条2項道路申請料 | 4.9万 | セットバック(※1)に関する費用 | |
JTI適合証明書申請料 | 1.1万 | 1〜2万円。 移住・住みかえ支援機構(JTI)にマイホームを借上げてもらい、安定した賃料収入を保証してもらう制度。 |
|
その他申請料 | 4.3万 | ||
引っ越し関係 | 引っ越し費用 | 10万 | 10〜20万 |
仮住まい費用 | ー | 60〜100万 | |
祭典などの費用 | 地鎮祭費用 | 3.8万 | 3〜5万 |
上棟式費用 | ー | 約10万 | |
住宅ローン関係 | 融資事務手数料 | 86.4万 | 0〜借入金額✕2.0%(税別) ※もりっちは4千万円借入 |
火災保険料 | 28万 | 20〜30万(10年の場合) | |
つなぎ融資手数料 | ー | 約10万 ※非提携ローンの場合 |
登記費用 | 30万 | 20〜50万 |
印紙税 | 4万 | 1〜6万 | |
生活物品 | 家具・家電購入費 | 約100万 |
(※1)セットバックとは:防災の観点から、道路の幅を4m確保するために、建て替えの際に土地を後退させなければならない義務のこと
もりっちの場合、諸費用の合計は約374万円、現金で支払う必要のある水色部分の合計は約261万円でした。

注文住宅では諸費用以外に「手付金」で現金が必要!
さらに…
もりっち実は、261万円に加えて、+100万円を現金で支払っています。
注文住宅では、必ず土地・建物それぞれについて「手付金」が必要で、手付金は現金で支払う必要があるからですね。
手付金とは:業者との契約時、「今後買い主の都合で解約したら手付金は放棄します」「売り主の都合で解約したら手付金の倍額を買い主に支払います」ということを担保するためのもの。
手付金は一般的には総額の5〜10%が原則ですが、建物に関しては100万円に設定しているハウスメーカーも多いよう。
住友林業で建てたもりっちは「手付金は100万円(建物のみ)」と言われましたので、諸費用とあわせて361万円を現金で支払ったことになります。

このためやはり、想定している予算の10%程度は現金で支払うことを想定しておくと良いでしょう。
【注意】土地・建物取得後は住まいに関する税金が発生する!
ここで注意が必要なのが、新居入居後には「住まいに関わる税金」が複数発生するということΣ(°Д°υ)
具体的には…
税金の種類 | 内容 | もりっちの推定金額 |
---|---|---|
不動産取得税 | 不動産を取得したときにかかる税金。支払いは1度のみ。 (固定資産評価額(※1)ー控除額1,200万円)✕3% ※土地も取得した場合には別途必要 |
17万円 |
固定資産税 | 土地・建物を所有しているとかかる税金で、取得した翌年度から毎年支払う。 固定資産評価額✕1.4%。 ※一般住宅は最初の3年間、一定の要件を満たした場合は5年間は半額になる |
約25万円 ※最初の5年間は12.5万円 |
都市計画税 | 土地・建物を所有しているときにかかる税金で、取得した翌年度から毎年支払う。 固定資産評価額✕0.3%。 |
約5万円 |
(※1)固定資産評価額とは:固定資産税を決める際の基準となる評価額。各自治体の担当者が現場を調査し決定される。土地は時価の70%、建物は請負工事金額の50〜60%が目安。3年ごとに見直しが行われる(年々減額となる)。
つまり…
- 初年度(住宅を取得した翌年):34.5万円
- 2,3年目:17.5万円
- 4年目以降:30万円弱?(評価額の下がり方による)
このように税金を支払っていかなければならないということです。

これらは当然「現金での支払い」となりますので、この出費も想定して予算を考えていきましょう٩( 'ω' )و
諸費用込みで組める住宅ローンもある
ご紹介してきたように、諸費用の大半は、基本的には現金で支払う必要があります。
しかし!
現在では、ネット銀行を中心に「諸費用を含めて借りられる住宅ローン」も数多くでてきているのです(゚∀゚*)
有名どころですと…
などですね。
また、審査のとおりやすさが魅力的なフラット35でも、諸費用の一部を住宅ローンに含めることができるようになりました。

このため、「現金がほぼなくて厳しい…」「手元になるべく多くの現金を残しておきたい」といった場合には、このタイプの住宅ローンを検討してみると良いでしょう。
なお、審査基準や金利は各金融機関で異なるため、確実に審査をとおし金利で損をしないためにも、いくつかの銀行に審査を申し込んでおくことをおすすめします。
1社1社申し込みしていくのはかなりの手間ですから、無料で最大6社まで審査を一括申し込みできる「住宅ローン一括審査申し込みサービス」が便利ですよ(^∀^ )
まとめ
建物本体費用以外にも、さまざまな費用がかかる注文住宅。
中でも「諸費用」は基本的には現金で用意する必要があるため、「いくらくらいかかるのか?」は確実に抑えておきたいポイントなのです。

また、マイホーム計画では「いくらまでなら借りられるか?」ではなく、「いくらまでなら余裕をもった返済が可能か?」で考えることが大前提です。
理想の暮らしを手に入れるために、諸費用を含めた資金計画をしっかり考えていきましょう٩( 'ω' )و
それでは今日はこのへんで。
またお会いしましょー(^∀^ )