「ふるさと納税は何やらお得らしい。」
このことは何となく分かっているものの
「仕組みがよく分からない、手続きが難しそうだからやっていない」
こう思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし実際のところ、ふるさと納税の手順はとっても簡単、多くの方にとってお得すぎる神制度です。
この記事では、あなたが安心してふるさと納税デビューすることができるよう、仕組みやメリット、手順や注意点などわかりやすく解説していきます。
さらに、インスタの3.3万人のフォロワーさんから聞いた「間違いない返礼品」も紹介していきます。
- ふるさと納税の仕組み
- ふるさと納税のメリット
- ふるさと納税は所得が重要
- ふるさと納税の手順
- 3万人に聞いた!ふるさと納税おすすめ返礼品
- ふるさと納税の注意点
- 住宅ローン控除を受けていてもふるさと納税でお得になることが多い
- 制度を活用し、お得生活を送ろう!
ふるさと納税の仕組み
まずは、ふるさと納税の仕組みを理解しておきましょう。
以下に、ポイントをまとめました。
~ふるさと納税とは~
・好きな自治体に納税し、返礼品(お礼)がもらえる
・寄付したお金は、居住地の税金から引いてもらえる
・返礼品は寄付額の~3割程度
・上限までならお礼をいくつもらっても自己負担は2,000円
このあと、詳しく解説していきます。
税金の前払いをしてお礼がもらえる
ふるさと納税とは、「本来は住んでいる自治体に払うはずだった税金を他の自治体に寄付(前払い)し、お礼の品がもらえる」制度です。
寄付した分の税金は、住んでいる自治体から引いてもらう(=控除)ことができます。
※ワンストップ特例を利用した場合はすべて住民税からの控除
- ふるさと納税していない人:税金を払うだけ
- ふるさと納税している人:税金を払いお礼がもらえる
やらない理由、ありますか?笑
ふるさと納税のメリット
ご紹介したように、ふるさと納税は、自己負担たった2,000円で返礼品をたくさんGETできるところにあります。
豪華返礼品を超お得にゲットできる
ふるさと納税の最大のメリットは、寄付すると豪華な返礼品がもらえるところ。
和牛、うなぎ、いくらなどの高級グルメをもらうことができます。
また、お米やトイレットペーパーなど消耗品や日用品なんかも選べます。
返礼品(お礼)は寄付額の~3割程度
なお、返礼品は、寄付額に対して3割までというルールがあります。
自己負担はたったの2,000円
寄付することで豪華返礼品がたくさんもらえるわけですが、自己負担はたったの2,000円なのです。
たとえば、毎年住んでいるA町に6万円を納税している人が、今年はB町に5万円分ふるさと納税するケースで考えてみます。
ざっくりですが、
- 年収5~600万円で
- 共働き夫婦+乳幼児2人
だと、これくらいの額ふるさと納税できることが多いです。
返礼品 | 寄付額 |
---|---|
お米20kg | 1万円 |
ビール24本 | 1万円 |
和牛500g | 1万円 |
うなぎ300g | 1万円 |
トイレットペーパー48個& 箱ティッシュ30個 |
1万円 |
これら全てもらって、自己負担は2,000円です。
寄付した5万円は、本来納めるべきA町の税金から48,000円控除(引いて)してもらえるので、実質2,000円でこれらの返礼品をGETできることになります!
返礼品をもらうための手数料=2,000円と考えると分かりやすいかもしれませんね。
楽天ふるさと納税なら実質無料に!
楽天ふるさと納税なら、さらにミラクルが起こります。笑
ふるさと納税に関しても、楽天ポイントが付与されます。
通常は100円につき1ポイントが付与されますが、買い回りなどでポイントUPしていると、2,000pt以上戻ってくることがザラにあるのです!
これはつまり、実質無料(もはや黒字)で返礼品がもらえるということなのです…!
楽天スーパーセール(3,6,9,12月)、楽天お買い物マラソン(毎月1~2回)、5や10のつく日、1日、18日にはポイント還元率が上がるためオススメです。
後ほど、納税した後のステップもご説明します!
ふるさと納税は所得が重要
ふるさと納税は、いくら寄付しても上限額までなら自己負担2,000円です。
つまり、所得が多い人ほどたくさん寄付できるため、得します。
ここでいう所得とは、ふるさと納税したい年の1月~12月の所得を指します。
逆に、そもそも納税していない人や納税額が少額の人は得がないため、注意しましょう。
所得が多い人ほど得をする
ふるさと納税は、所得によりお得度が変わってきます。
例えば、10万円寄付できる人と1万円寄付できる人とでは、以下のような差が生まれます。
- 10万円寄付できる人:ビール、お米、和牛…全部で2,000円
- 1万円寄付できる人:お米 だけで2,000円
たくさん寄付できる人=所得が多い人なので、所得が多いほどふるさと納税の恩恵をたくさん受けられることになります。
所得ゼロ・少ない人はお得にならないことも
逆に、所得がゼロの場合、ふるさと納税してもお得ではありません。
ふるさと納税は、あくまで「居住地に納めていた税金を、代わりに他の自治体に納める」制度です。
このため、そもそも居住地に納税していないのであれば、他自治体に納税(寄付)もできませんよね。
一般的には、以下の基準を満たせばお得になる可能性が高いと言われています。
- 独身または共働きの場合:年収150万円以上
- 夫婦(+子)で配偶者に収入がない場合:世帯年収250万円以上
やる前に必ずシミュレーションを行い、お得になるかどうかを確認してみてくださいね。
ふるさと納税の手順
ここからはいよいよ、ふるさと納税する実際の手順について解説していきます。
手順は、以下の5ステップです。
1.上限額をシミュレーションする
2.寄付する自治体(返礼品)を選ぶ
3.返礼品を購入する(寄付する)
4.返礼品&書類を受け取る
5.寄付金控除の手続きをする
順番に、見ていきましょう!
まずは上限額をシミュレーションする
ふるさと納税は、「上限額までの寄付なら、自己負担2,000円」というルールです。
このため、お得に返礼品をもらうためには、寄付前にこの上限額をシミュレーションで確認しておく必要があります。
シミュレーションは、ふるさと納税サイトで簡単にやることができます。
- 源泉徴収票または確定申告書を用意する
- ふるさと納税サイトにアクセスする
- 書類どおりに入力していく
たったこれだけで「あなたの上限額は〇〇円ですよ」とシミュレーションしてくれます!
書類どおりに数字を入れていくだけなので全然難しくはないのですが、全行程の中で、これが一番面倒かもしれません。笑
寄付する自治体(返礼品)を選ぶ
上限額がわかったら、寄付先を選んでいきます。
ここでは、以下の基準で選びましょう。
- その自治体に納税して応援したい!
- 欲しい返礼品のある自治体に寄付をする
実際のところ、返礼品ありきで寄付先を選ぶという方が9割でしょう。笑
とはいうものの、最初は選択肢が多すぎて悩みますよね。
この場合、人気ランキング上位のものから選ぶとまず間違いないですよ!
返礼品を購入する(寄付する)
返礼品を選んだら、実際に寄付していきます。
寄付は、楽天市場の買い物と全く同じ感覚で行うことができます。
ワンストップ特例制度の申請書送付希望は「要望する」を選択しましょう。
寄付前はこれで終了です!
返礼品を受け取る日時は選べないことが多い
なお、返礼品を受け取る時期は、基本的には選べないことが多いです。
このため、たとえば「年末のすき焼き肉をもらっておきたい!」場合なんかには、今(9月)の時点でしておくと安心かなと思います。
返礼品&書類を受け取る
寄付したあと、以下が送られてきます。
- 書類(寄付金受領証明書、ワンストップ特例申請の書類※)
- 返礼品
※ワンストップ特例申請を希望した人のみ
体感的に、返礼品より先に、書類が送られてきます。
書類については、以下のようにしましょう。
- 寄付金受領証明書:保管しておく
- ワンストップ申請の書類:すぐに返送する
ワンストップ申請については、このあと詳しく解説します。
寄付金控除の手続きをする
さぁ、いよいよこの手順が最後です!
この項は税金を減らしてもらうための超重要な手順です。
寄付金控除とは:
ふるさと納税した分の税金を、住んでいる自治体から引いてもらう手続きになります
寄付金控除の手順は、2パターンあります。
- ワンストップ特例(ほとんどの人はこっち)
- 確定申告
順番に、見ていきましょう。
ワンストップ特例(ほとんどの人はこっち)
まずは、ワンストップ特例を利用する場合の手順です。
ワンストップ特例とは:
寄付先の自治体が、居住自治体に「この人はうちに寄付してくれたから、あなたのところでは税金を減らしてあげてね」と代わりに手続きしてくれる制度です。
ワンストップ特例を利用する場合、あなたがやることは、「寄付先から届いた書類にマイナンバーを書き、マイナンバーカードなど身分証明のコピーを貼り付け返送するだけ」。
(引用:楽天ふるさと納税)
たったこれだけ、5分以内で終わります。笑
以下に該当する方は、圧倒的に楽なワンストップ特例で申請しましょう。
- 確定申告しない人
- 寄付先が5自治体以下の人
逆に、以下の方は確定申告する必要があるため、ワンストップ特例は使えません。
- 年収2,000万円以上
- 住宅ローン控除1年目
- 出産などして医療費控除(その年の医療費が10万円越え)を申請する
- 副業の収入などあり確定申告が必要
- 寄付先が6自治体以上の人
上記にあてはまる方は、次項の確定申告の場合のやり方を見てください。
なお、ワンストップの書類提出した方が確定申告する場合、ワンストップ特例は無効になります。
確定申告
確定申告でふるさと納税を申告する場合も、全く難しいことはありません。
以下、2つの方法があります。
- 確定申告の「寄付金控除」欄に入力し、寄付金受領証明書を添付して申請する
- ふるさと納税サイトで「寄附金控除に関する証明書」を発行し、申請する
(引用:楽天ふるさと納税)
1の場合、各自治体から送付された寄付金受領証明書の内容をもとに、以下を入力していきます。
- 寄付日
- 寄付した自治体名・住所
- 寄付した金額
これを、寄付した返礼品すべて、行います。
2の場合(寄付金控除に関する証明書を利用する場合)は、もっと簡単。
寄付金控除に関する証明書とは:
寄付先の各自治体から郵送される「寄附金受領証明書」の代わりに、ふるさと納税サイトが寄付すべてを1つの電子データにまとめたもの。
(引用:楽天ふるさと納税)
こちらを使えば、このデータを楽天ふるさと納税サイトからダウンロードして、e-TAXを利用して電子申請すれば完了です。
なお、寄付金控除に関する証明書を利用する場合には、各自治体から送られてくる「寄付金受領証明書」は使用しません。
しかし、念のため5年間は保管しておいた方が安心かと思います。
3万人に聞いた!ふるさと納税おすすめ返礼品
それでれはここから、インスタのフォロワーさん3.3万人に聞い間違いない返礼品を、一挙にご紹介していきますね!
ビール
ビールは、寄付額に対しての還元率が高く、非常に人気のある返礼品です。
1.5~2万円の寄付で24本もらうことができます。
お米やトイレットペーパー
高級品以外にも、お米やトイレットぺーパーなどの返礼品も、大人気です。
お米の食べ比べセットが、20kgで1.2万円!
こちらは発送時期が選べるのも嬉しポイント。
その他、ブランド米なども超お得にゲットできますよ。
トイレットペーパーなどの消耗品も、毎年必ずトップ10には入っています。
96ロールもあれば、4人家族だとすると半年は余裕でもつ量です。
家計の節約にもなる寄付も、すごくおすすめですよ!
フルーツ
フルーツも、大変人気の返礼品です。
いちごやシャインマスカットなど、普段は高くてちょっと手が出しにくいものを気兼ねなく頼めるのもふるさと納税の醍醐味です。
2024年3月現在、果物ランキング1位はこちら!
最新のランキングは、以下からチェックしてみてください!
海産物(ホタテ・エビ・いくら)
続いては、海産物です。
こちらの北海道産のホタテは、ねっとりむっちり、甘みが強く最高においしいという口コミです…!
冷凍ですが1つ1つバラバラで使えるので、大変使いやすいです。
ホタテは2023年9月現在、中国の水産物輸入停止措置(※)により、例年よりお得度があがっています!
(※) 2023年8月24日に国が福島第一原発の処理水を放出したことを受け、中国政府が日本産の水産品について全面的に輸入を停止すると発表。その結果、国内消費を促進させるために、日本政府が支援し水産業を守るための施策を講じている。
海産物の安全は確認されていますので、水産業支援のためにも、ふるさと納税して応援していきましょう…!
こちらのむきエビも、お得度がすごいです!
むきエビなので面倒な下処理なく料理に使えるのが最高です!
そしていくらも、毎年のように頼んでおり、粒の大きさも味も良く、満足度が超高いです!
こちらは年末が近づくと改悪する(同じ内容なのに寄付額があがる)ことが多々あります…。
今のうちにふるさと納税しておけば、年末年始にちょっと贅沢することも可能ですので、お早めにどうぞ!
ハンバーグ
福岡県飯塚市のハンバーグは、毎年常に総合ランキング1~5位にランクインしている、大人気すぎる返礼品です!
温めるだけのデミハンバーグが20個もらえるため、お得感がものすごいです。
また、佐賀県唐津市のハンバーグもフォロワーさんがおすすめしてくれました。
こちらは総合ランキングの4位!(2023年9月現在)
焼くだけで超本格的な佐賀牛のハンバーグが食べられるので、贅沢したい日の夕飯にもぴったりです!
モツ鍋
博多のモツ鍋は、こちらがお得!
本場のモツ鍋10人前が1万円の寄付でもらえるのは、ふるさと納税の中でもコスパ激高です…!!
ふるさと納税の注意点
最後に、ふるさと納税の注意点をご紹介します。
【ふるさと納税の注意点】
・上限額を超えない範囲で行う必要あり
・最近転職や保険加入した人は注意
・妻が夫名義でやるのはNG
・育休中・育休明けは要注意
順番に、確認していきましょう。
上限額を超えない範囲で行う必要あり
ふるさと納税は、お得になる自己負担2,000円で済む上限額を超えると、損してしまいます。
上限を超えてしまうと、その分は税金を引いてもらえないため、ただの寄付になってしまうからです。
お得に返礼品をもらうためには、上限額の範囲内で行うことは徹底しましょう!
最近、転職や保険に加入した人は注意
そして、以下にあてはまる方も注意が必要です。
- 転職などして前年よりも今年の年収が減った
- 新たに保険に加入した
- iDeCoを始めた
- 配偶者を扶養にした
必ず理解しておきたいのが、シミュレーションで使用した源泉徴収票や確定申告書は、前年の物であるということ。
つまり、シミュレーションででた上限額は、「前年の所得であれば」という仮の上限ということになります。
転職したり保険に加入、iDeCoを始めるなどした場合、前年より課税所得が低くなる可能性があります。
保険に加入するとそのぶん所得控除してもらえるため、前年より「所得が減る」可能性があるからです。
このため、上記のような生活の変化があった方は、シミュレーションででた上限額よりも控え目に寄付するのがおすすめですよ!
年末にふるさと納税を追加で行うのもおすすめ!
ちなみに、会社員の方は年末にその年の源泉徴収が配られますよね。
「上限額目いっぱい返礼品をもらいたい!」という方は、この”今年の”源泉徴収票をもとに、改めて上限額のシミュレーションをしてみましょう。
仮に、想定していたよりも上限額が高く「まだまだ寄付できる!」という場合には、追加でふるさと納税すると、よりお得になりますよ!
妻が夫名義でやるのはNG
ふるさと納税は、本人名義のアカウントで行う必要があります。
「妻のアカウントで、夫の分のふるさと納税をする」ということは、規約違反にあたります。
また、決済で使うクレジットカードは、寄付者と同じ名義でなければいけません。
自分のアカウントで、自分名義のクレジットカードで決済する
このことを覚えておきましょう。
育休中・育休明けは要注意
ふるさと納税は、所得がある人にとってお得になる(ことが多い)制度です。
育休手当は所得扱いにならないため、育休中・育休明けの人は注意が必要です。
ただ、絶対にできないわけではありません。
所得はその年の1~12月で考えるため、たとえば以下の場合には、ふるさと納税できる可能性が高いです。
- その年の7月〜育休に入った(1~6月は所得あり)
- その年の4月~仕事復帰する予定(4~12月は所得あり)
おおよその目安として、201万円を超える年収があればふるさと納税するメリットがあると言われています。
予想される年収で、シミュレーションしておきましょう。
育休中で1年間所得なしだと損
なお、たとえば育休2年目で「その年の1~12月(1年間)はずっと育休」という場合には、ふるさと納税すると損になってしまいます。
所得が0であるため、そもそも控除する税金がないからです。
「ふるさと納税して返礼品で得したい」と考えている方は、所得のない年はやらない方が良いでしょう。
住宅ローン控除を受けていてもふるさと納税でお得になることが多い
なお、住宅ローン控除を受けていても、ふるさと納税して得する場合も多いです。
なぜなら、住宅ローン控除とふるさと納税の寄付金控除とでは、引かれる税金の種類が違うからです。
- 住宅ローン控除:所得税が安くなる
- ふるさと納税(ワンストップ特例利用):住民税が安くなる
ただし、以下の場合には注意が必要です。
- 住宅ローン控除を受ける1年目
- 収入に対して住宅ローンの借り入れが多い
このような場合には、ふるさと納税できる上限額が下がる場合があります。
(引用:JA共済 みらいのねだん)
このあたりの仕組みはかなり複雑なので、詳しく知りたい方は以下の動画を見てみてくださいね。
シミュレーションを使えば寄付できるか簡単に分かる!
しかし、いずれにせよ、ふるさと納税サイトのシュミレーション(詳細版)で、寄付額の上限は簡単に分かります。
このため、難しく考えなくて大丈夫です!
心配な方は、上限額をシミュレーションしたうえで、算出された金額の60~80%程度に抑えて寄付すると安心かと思います。
制度を活用し、お得生活を送ろう!
ふるさと納税hは、一度やってみると「やらないなんてあり得ない!」と思ってしまうほど、お得でしかない神制度です。
これまで「やってみたいけれど、よく分からないからやれていなかった」という方はぜひ、今年こそ一歩踏み出してみてください。
きっと来年、「やらないなんてあり得ない!」と思うようになっているはずですよ。
この記事が、あなたがふるさと納税デビューするきっかけとなってくれれば嬉しいです。
それでは!