注文住宅の予算・相場は?年収別購入費用や住宅ローン返済費まとめ

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こんにちは、もりっち(@moricch_i)です(^∀^ )

注文住宅の購入を考えたときに気になるのが…

「自分の年収で注文住宅は建てられるの?」

「年収に見合う予算はいくらで、住宅ローンの返済額は月々どれくらいに抑えれば良いの?」

こういったことではないでしょうか。

2018年の夏頃、予期せぬ展開で急遽「注文住宅を建てる」話が舞い込んできたもりっちは、最初はこのような不安ばかりでした。

きっと、こんな不安を抱くのはもりっちだけではないはず!!

てなわけでっ(^∀^ )

今回は、注文住宅を建てる時に必要な予算や年収に応じたおすすめ購入費用、さらには住宅ローン借入額や頭金のことなどについて詳しくご紹介していきます。

注文住宅計画のスタートラインに立ったばかりのあなた! ぜひ、参考にしてみてください(^∀^ )

それでは!

今日もはりきって行きましょー(^∀^ )

【必見】注文住宅いろんな予算総まとめ!

それではまず、国土交通省が発表している平成30年度「住宅市場動向調査報告書」を参考に、注文住宅購入にあたり絶対に知っておくべき情報をまるっと見てみましょう٩( 'ω' )و

項目 土地つき
家&土地
土地なし
家のみ
注文住宅の平均予算 3,971万円 3,491万円
平均世帯年収 705万円
年収倍率 5.6倍 5.0倍
頭金 960万円※初回購入の場合
毎月のローン返済額 9.7万円

※平均世帯年収・頭金・毎月返済額については土地の有無で別れたデータなし

check!

年収倍率とは建物購入価格÷年収で求められるもの。住宅の買いやすさを示す指標の1つで、この値が低いほど買いやすく、高いほど買いにくいことになります。

それではここから!

上記5項目を深く掘り下げていきましょう٩( 'ω' )و

注文住宅の平均予算は土地つきで3,971万円・土地なしで3,491万円

国土交通省が発表している平成30年度「住宅市場動向調査報告書」によると、注文住宅購入者の平均予算は

  • 土地つき(家&土地):3,971万円
  • 土地なし(家のみ):3,491万円

でした。

土地つきは建物代に加え土地代もかかるため、当然に購入金額は高くなっています。

平均予算が高い・低い都道府県トップ5

とは言うものの!

購入予算は地域によって大きく異なるんです(゚ロ゚ノ)ノ!

ここでは、住宅金融機構「2017年度 フラット35利用者調査」(PDFで開きます)を参考に、購入予算が高い県・低い県をチェックしてみましょう٩( 'ω' )و

なお、こちらの統計では平均購入予算は土地つき4,059万円・土地なし3,359万円となっており、先ほどの国土交通省の調査(3,971万円・3,491万円)とは若干異なる結果となっています。

こちらの調査は、数ある住宅ローンの中でも「フラット35の借入者」のみを対象としているからですね。

購入予算が高い都道府県トップ5

まずは、平均購入予算が高い都道府県から!

予算が高い
都道府県
土地つき
家&土地
土地なし
家のみ
1位 東京都
5,592万円
東京都
3,936万円
2位 神奈川県
4,869万円
神奈川県
3,699万円
3位 愛知県
4,477万円
愛知県
3,581万円
4位 埼玉県
4,336万円
大阪府
3,529万円
5位 大阪府
4,264万円
滋賀県
3,517万円

予想通り、もりっちが生息する東京がぶっちぎりの1位となっています。

やはり東京は地価が高いですし、大企業が多くあり年収平均も他都道府県よりも高くなっていますから、「高くても購入する」「よりグレードの高い家を建てる」人が多いのでしょう。

そのほか、神奈川や埼玉などの首都圏や、愛知・大阪と東京に次ぐ大都市では総じて購入予算が高い傾向にあります。

購入予算が低い都道府県トップ5

一方で、購入予算が低い都道府県はと言いますと…

予算が低い
都道府県
土地つき
家&土地
土地なし
家のみ
1位 鳥取県
3,051万円
鹿児島県
2,824万円
2位 秋田県
3,060万円
宮崎県
2,866万円
3位 島根県
3,186万円
青森県
2,918万円
4位 宮崎県
3,312万円
群馬県
2,986万円
5位 岩手県
3,328万円
高知県
2,995万円

最も安いのは、土地つきだと鳥取、土地なしだと鹿児島という結果に!

土地つきで最も安く買える鳥取は、東京との差がなんと2,541万円もあるではありませんか(゚ロ゚ノ)ノ

もりっち
鳥取に移住しちゃえっ!

やはり、東京は何でもお高いんですね。。。

ちなみにもりっちは現在、住友林業にお願いし東京都北区で18坪3階建てを建設中なのですが、土地なし(家のみ)で4000万円ほどでした…(つД`)

たった18坪の狭小地ではありますが、都内・3階建てというスペックですと、やはり金額は跳ね上がってしまうようです。。。

坪単価を計算してみると、とんでもない結果に……ガ━━(゚Д゚;)━━ン!!

www.moricchi.com

なお、その他の都道府県のランキングは、住宅金融機構「2017年度 フラット35利用者調査」(PDFで開きます)をご参照くださいね。

もりっち
ちなみに新築マンションの平均購入予算は4,348万円とのこと! 注文住宅よりも高いってのはなんだか意外…!

注文住宅を建てる平均世帯年収は705万円

お次は年収をチェック٩( 'ω' )و

国土交通省の調査によると、注文住宅を購入した人の年収の全国平均は、土地つき・土地なし合わせて705万円という結果に!

三大都市圏(東京・愛知・大阪)では779万円と、全国平均を74万円も上回っていました。

もりっち
都内で稼いで、鳥取に移住しちゃえっ!

ただ、全国平均では年収400万円未満の購入者が14.3%、年収400〜600万円も26.0%と、約40%は世帯年収600万円以内という結果に。

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このため「世帯年収705万円もないよぉ(つД`)」という方も、決して諦める必要はないでしょう。

注文住宅の予算・費用は年収の5〜6年分

お次は、気になる注文住宅の予算と年収の関係について。

国土交通省の調査によると、年収倍率は以下のような結果でした。

  • 土地つき(家&土地):5.6倍
  • 土地なし(家のみ):5.0倍

注文住宅の平均購入予算は、年収の5〜6倍程度ということですね。

たとえば「世帯年収500万円」ですと、購入予算は2,500万円〜3,000万円程度となります。

住宅ローンの平均借入額は2,941万円

そして、注文住宅購入を考えたときに外せないのが、住宅ローンですよね。

国土交通省の調査によると、初めて住宅を購入した人の平均借入額は、土地つき(家&土地購入)で2,941万円でした。

土地なしの結果は詳しくはでていませんが、土地つきよりは多少低いものと思われます。

ちなみに、2回目の購入者では土地つきで1,881万円。

1回目より1,000万円以上も借入額が低い傾向にあるのは、もともとの住まいの売却費を新居の購入に充てられるからですね。

注文住宅購入時の平均自己資金(頭金)は960万円

お次は頭金をチェックしましょう٩( ‘ω’ )و

初回購入者では、土地つきの場合の頭金は960万円という結果がでていました。

土地つきの場合の平均購入予算が3,901万円ですので、借入額2,941万円:頭金960万円=おそよ3:1の割合ということですね。

もりっち
みんなの蓄えの多さに、もりっちドン引きっ!

ちなみに2回目の購入者の場合ですと、借入額1,881万円:頭金2,391万円で、まさかの頭金の方が多いという衝撃の結果に!

もりっち
おったまげ〜〜!

フルローンという選択肢もある

しかーし!

「頭金がないから、マイホームは無理なのかなぁ…(つД`)」

と肩を落としているあなた!

諦めるのはまだ早い!!

一定額の頭金が必須だった昔とは時代が変わり、現在では頭金ゼロの借入(=フルローン)が可能になっています٩( 'ω' )و

でも…

もりっち
フルローンで借りたら、金利ぶんかなり損してしまいそう…。

なんて思いませんか?

実はですね!

現在の日本では、一定額までであれば残債が多ければ多いほど得をする制度があるんです。

その名は…

住宅ローン控除٩( 'ω' )و

check!

住宅ローン控除とは:住宅ローンを借りた後の10年間、年末のローン残高の1%が所得税から控除され、確定申告で戻ってくる国の制度。毎年最大40万円、10年間で400万円が限度となっています。

増税による消費の落ち込みを回避することを目的とした国の制度ですね。

たとえば、3,000万円借入して1年間で100万円返済、年末の残債が2,900万円だったとします。

この時、2,900万円×1%=29万円が所得税から控除される(=戻ってくる)のです٩( 'ω' )و

超低金利時代の現在では、なんと住宅ローンの金利で失うお金よりも、控除で戻ってくるお金のほうが大きくなる場合もあるんだとか!

もりっち
もりっちはこの作戦を決行予定!
ほぼフルローンで組んで10年間は控除の恩恵を目一杯受けてから、繰り上げ返済をガツガツしていくわよ!

注意!フルローンで借入できるかはあくまで金融機関の判断

ただ、「フルローンも可能」というのは、あくまで一般論。

自分がフルローンで組めるかどうかは、各金融機関の判断次第です。

フルローンの場合は当然に借入金額が大きくなりますから、金融機関も「この人は確実に全額返済してくれる人なのか」を見定めるわけですね。

金融機関によって審査基準が異なり審査の通りやすさにも差がありますから、便利な住宅ローン一括審査申込 をしておくのがおすすめです。

「審査に通るか?」はもちろんのこと金融機関により金利もかなり違いますから、もっとも有利な選択をするために複数社への仮審査申込みはしておくべきかと!

ただ、フルローンでも購入費の10%は現金が必要!かかる費用の内訳まとめ

ここで気を付けておきたいのが、「フルローンでの借入OK」となったとしても、ある程度まとまった現金は必要だという事実。

その額は…

購入費の10%٩( 'ω' )و

以下、注文住宅にかかる費用の内訳をざっくりとご紹介します。

赤字は現金での用意が必須になりますので、よ~く確認してみてくださいね(^∀^ )

まず、土地購入にあたっては以下の2段階で費用が発生します。

支払時期 項目 費用
土地購入の契約時 手付金 土地代の約5~10%
土地の引き渡し時 土地購入代金の残代金 土地購入代金ー手付金
土地購入の諸費用(印紙税・仲介手数料など) 土地の価格による
※3,000万円の土地の場合、印紙税10,000円・仲介手数料100万円程度

家(建物)に関しましては、以下の4段階です。

支払時期 項目 費用
建物契約時 手付金 契約時見積もりの約5~10%
建築確認申請費 20万円前後
着工時 着工金 約30%
地鎮祭費 5万円前後
上棟時 中間金 約30%
上棟式費 10万円前後
引き渡し時 残代金 約30%
登記費用 約5~10万円

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check!

手付金とは:業者との契約時、「今後買い主の都合で解約したら手付金は放棄します」「売り主の都合で解約したら手付金の倍額を買い主に支払います」ということを担保するためのものです。

3,000万円の土地と3,000万円の家、計6,000万円購入した場合、

  • 手付金として300~600万円程度
  • 地鎮祭費・上棟式費で15万円程度

これらは現金で用意する必要があるということです。

もりっち
ちなみに住友林業で契約したもりっちの場合、手付金は100万円(3.8%)で済んだわ!
積水ハウスも「原則10%ですが、ご相談次第でどうにでもなりますよ!」って。
大手は融通が利くことも多いのね!

ただ、工務店ですと小規模であるがゆえに手付金に融通を利かせられない場合が多いこともまた事実。

このため、まだ「どの業者に依頼するか」決めていない方は特に、想定している予算の10%は現金で用意しておいた方が安心でしょう。

注文住宅のローン返済額は平均で月9.7万円

注文住宅購入者の月々の住宅ローン返済額は、返済期間30〜35年程度の場合、年間で平均116.5万円となっています。

これを月々に換算すると、9.7万円ですね。

もりっちは現在、東京都板橋区の築年数10年以上のボロボロ2DKマンションに住んでおり、月々86,000円の家賃を支払っています。

これを考えると、夢の新築マイホーム(3LDK)での快適な生活を月々1万円の差で手に入れられるというのは「思ったより全然安い!!」という印象でした。

もりっち
See you ボロボロ賃貸!

毎年の返済額は年収の20〜25%以内に抑えよう

なお、一般的に無理のない返済が行える総返済負担率(年収に対する返済額の割合)の目安は「年収の20〜25%以内」と言われています。

統計結果の「平均世帯年収=705万円」をベースに考えてみると、年間返済額が116.5万円の場合、総返済負担率は16.5%になります。

実際には、余裕を持った予算で購入し、ローンを返済している人が多いのかもしれませんね。

もりっち
ただ! あくまで「平均」ということだから、年収が超高くて総返済負担率が超低い人たちがたくさんいた場合、残りの人たちの総返済負担率は16.5%より高い可能性はあるわよね!

総返済負担率20〜25%の場合の世帯年収別返済額

イメージしやすいように、この範囲で抑えたい「総返済負担率=年収の20〜25%」で考えた場合の世帯年収別の返済額を確認しておきましょう!

世帯年収 年間返済額 月間返済額
300万円 60〜75万円 5〜6.3万円
400万円 80〜100万円 6.7〜8.3万円
500万円 100〜125万円 8.3〜10.4万円
600万円 120〜150万円 10〜12.5万円
700万円 140〜175万円 11.7〜14.5万円
800万円 160〜200万円 13.3〜16.7万円
900万円 180〜225万円 15〜18.6万円
1,000万円 200万円〜250万円 16.7〜20.8万円
もりっち
この範囲内、あわよくばこれ以下に抑えられれば、家計を圧迫せずに返済していけるってことね!

年収別!住宅ローン借入可能額の目安

それではここで、年収別の住宅ローン借入可能額を見ていきましょう٩( 'ω' )و

ここでは、シミュレーションの共通条件を以下のように設定します。

  • 世帯年収:300〜1,000万円
  • 住宅ローンの金利:1.0%
  • 返済期間:30年または35年
  • 総返済負担率:20%
  • 元利均等返済(毎月の返済額が一定)
  • ボーナス時の返済なし

すると…

世帯年収 借入可能額
(30年返済)
借入可能額
(35年返済)
300万円 1,554万円 1,771万円
400万円 2,072万円 2,361万円
500万円 2,590万円 2,952万円
600万円 3,109万円 3,542万円
700万円 3,627万円 4,132万円
800万円 4,145万円 4,723万円
900万円 4,663万円 5,313万円
1,000万円 5,181万円 5,904万円

住宅保証機構株式会社「借入可能額の試算」を使用)

条件によっては上記の金額をフルで借りられなかったり、逆にこれよりも多く借りられたりする場合もありますので、あくまでも参考程度にしてくださいね。

もりっち
ちなみに、金利が低ければ低いほど借入可能額はUPするわよ!

注文住宅の予算・相場は比較検討して確認しよう

ここで、どんな予算で家づくりを考えている人であっても絶対におすすめしたいのが、複数社を比較検討すること٩( 'ω' )و

なんせ、1社だけでは提示された見積もりの妥当性が分かりませんし、「自分のニーズに合っている業者なのか」といった判断がつきませんからね(´ε`;)

そこで!

もりっちがあなたにオススメしたいのが、複数社への無料の資料一括請求サービスです。

こちら、ネット上で予算や希望の間取り・建設予定地などいくつかの必要項目を入力するだけで、複数社から資料・間取り・見積もりをもらえてしまうという優れものなんです!

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注文住宅は恐ろしいことに…業者によってかかる予算が20〜25%も違うことだって決して珍しくありません。

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比較検討することで、安く建てられる業者・自分のニーズに合う業者と出会えるだけでなく、本命業者に何百万円単位の値引きをしてもらうことだって可能(゚∀゚*)

サービス利用には”コツ”がありますので、ぜひ以下の記事を覗いてみてくださいね(^∀^ )

www.moricchi.com

まとめ

何千万円という大金をかけて手に入れるマイホーム。

これは、人生最大の買い物とも言われていますよね。

「理想の家に住みたい!」というのは誰もが願うことかと思いますが、やはり、無理のない返済計画を立てたうえで購入することが最重要。

快適な生活を手に入れるためのマイホーム購入のはずが、「ローンのせいで生活が苦しい…」なんてことになってしまったら、それこそ本末転倒ではないでしょうか(;´ω`)

また、もりっち個人的には、将来的に子どもが「私立高校・大学に行きたい!」と言った時に、快く応援してあげられる親でありたいなと思うんです。

もりっち
私立中学はご勘弁をっ!

このためには、住宅ローン借入時に「いくら借りられるのか?」ではなく「いくらまでなら余裕を持った返済が可能か?」を考えることが大切ですね。

また、優良業者と出会い、なるべく値下げしてもらって予算を抑えるために、複数社の比較検討もオススメです。

〜この記事のまとめ〜
・平均購入予算は土地つきで4,000万円弱・土地なしで3,500万円弱
・購入予算は年収の5〜6倍程度に!
・頭金ゼロでも購入可だけど、購入予算の10%は現金を用意しておこう!
・住宅ローン返済額は年収の20〜25%以内に抑えよう!
・複数社を比較検討するのは超おすすめ!

この記事が少しでも、あなたの注文住宅計画、そしてライフプランを考える上での参考になれば幸いです。

それでは今日はこのへんで。

またお会いしましょー(^∀^ )