こんにちは、もりっち(@moricch_i)です(^∀^ )
注文住宅では何でも自分で決められるぶん、悩むことも多いですよね。
なかでも「絶対に失敗したくない…!」と思うのが、生活のしやすさを大きく左右する間取りではないでしょうか。
せっかくローンを組んで注文住宅を建てるのに、「動線が悪くて生活しづらい…」「収納が足りなくて物が散らかっている…」なんてことは絶対に避けたいですよね。
てなわけで今回は!
住友林業で実際に注文住宅を建てたもりっちが、後悔しない間取りの決め方や、ありがちな失敗ポイントについてご紹介していきます。
それでは!
今日もはりきっていきましょー(^∀^ )
- 注文住宅の間取りは3STEPで決めていこう!
- 注文住宅の間取り決めで大切な3つのポイント
- 注文住宅の間取りで失敗!気をつけるべき4つのポイント
- 注文住宅の間取りで後悔しないために絶対やるべきコト
- まとめ
注文住宅の間取りは3STEPで決めていこう!
まず最初に、間取り決めの手順から。
同じ土地に家を建てるとしても、その家族の生活スタイル・生活動線により、ベストな間取りは違うもの。
ここでは、間取りで後悔しないためにまず最初にやるべき3STEPを確認していきましょう٩( 'ω' )و
STEP1:必要な部屋・スペース・要望を書き出す
まずは、あなたの生活に必要な部屋や要望をすべて書き出しましょう。
たとえばもりっちの場合…
- 3LDKで、3部屋の内訳は寝室+将来の子ども部屋2部屋
- 追加でちょっとした書斎がほしい
- LDKは20畳程度あると良い
- LDKと水回りは同じ階にまとめたい
- 書斎とは別に、LDKにPCをいじったりお酒を飲めたりするちょっとしたカウンターがほしい
- トイレは2つで、1,2階に設置
などなど。
今の生活で感じる不満点が解消されるよう、この洗い出しはしっかりしておくと良いでしょう。
STEP2:生活動線を考える
STEP2は、生活動線を考えること!
新居での生活をより快適なものにするためには、スムーズに生活できる動線を作っておくことがとっても重要なんです!
そしてここでのポイントが、生活動線を可視化すること。
頭の中でだけで、なんとなく「この階にはこれとこれを〜」なんて考えるだけでは、後悔につながる可能性大です(´Д⊂ヽ
可視化するやり方はいくつかあるかと思いますが、もりっちが「これは良い…!」と思ったのが、ポラス(埼玉の注文住宅会社)の設計士さんから学んだやり方でした。
それがこちら!
これじゃあ全然わからないので(笑)見やすくしてみると…
これは何かと言いますと、必要な部屋やスペースをすべて書き出し、1日の生活動線を線で結んだものなんです!
上記では、朝は青、夜は赤で書いてみました。
こうすることで!
朝起きて、トイレに行って、朝食を食べて、顔を洗って、着替えて…など、現在、そして新居になってから送りたい生活の動線が目で見て分かるようになるんです(人´ω`*)
これを利用することで、「往復が多い箇所は近くに・できれば同じ階に」といった具合に、間取り決めの参考になるってわけ!
また、「トイレのドアはどちら開きにするか?」などの細かい点も、より適切な選択ができるようになります。
ぜひ、家族みんな、そして平日パターンと土日パターンをそれぞれ書き出してみて、あなたの生活スタイルにあった間取りを考える参考にしてみましょう(^∀^ )
STEP3:優先順位を決める
そしてSTEP3が、あなたの家庭の優先順位を決めること!
もちろん、要望をすべて叶えられれば最高ですが、実際問題それはなかなか至難の業。。。
特にもりっちの場合は狭小地18坪に3階建てというスペックでしたので、優先順位の高いものは採用、低いものは不採用という形にせざるを得ませんでした。
具体的には、ひと通りあげた要望の中に
- LDKは20畳程度あると良い
- LDKと水回りは同じ階にまとめたい
というように、LDKに関することが2つあったのですが、土地の大きさ的に両方を採用することはできず(つД`)
もりっちは実家のLDKが12畳ほどと狭めでしたので、ずーーっと広々としたLDKへの憧れがあったんですよね。
このため、もりっちの場合は
- 広いLDK
- LDKと水回りを同じ階に
という優先順位になり、より上位の①を採用したというわけ!
注文住宅計画ではどうしてもある程度の妥協はつきものですから、あなたの家庭の優先順位を考えたうえで、「絶対に外せない!」という大切なものから採用していくことをオススメします。
注文住宅の間取り決めで大切な3つのポイント
3STEPで間取りの大枠を決めたら、より細かい部分を詰めていきますよ٩( 'ω' )و
1.敷地に合わせた間取りを考える
まずは、敷地に合わせることの重要性について。
注意しなくてはいけないのが、外の騒音や目線。
たとえば…
- 大通りに面した側を寝室にしたら夜の騒音が気になる
- 大通りに面した部屋に大きな窓を作ったら、外を歩く人の視線が気になる
- 隣家のLDKと自宅の浴室の窓が向かい合わせで気まずい
- 対面に家があるのに、玄関を開けて一直線上に浴室がある
こういったことは、なるべく避けたいですよね。
このため、間取りを考える際には、隣家や周囲の交通状況なども含めた敷地の特徴も考慮することが大切なのです(^∀^ )
2.窓は1部屋2つ以上で「開けておけるか?」を考える
2つ目のポイントは、窓。
窓には「風通し」と「採光」という2つの大きな機能がありますが、ここでは特に風通しについてのポイントをご紹介!
窓は1部屋2つ以上が鉄則!
「風通し」を考える上では、1部屋に2箇所以上の窓の設置が必要です。
最も理想なのは、対面かつ一直線に配置すること。
こうすることで、部屋全体に最も効率よく風が抜けていきます。
もし対面&一直線が難しければ、対面&高低差ありも効果的です。
この場合、高い方の窓から熱い空気が抜け、低い窓から冷たい空気が入ってきます。
また、対面への窓の設置が難しい場合には、同じ面に高低差をつけて2つ配置するのもOKです!
窓は「開けておける位置」への設置がおすすめ
また、「その位置の窓は、常に開けておけるか?」も考えておきましょう。
外からの視線や防犯面が気になる箇所に設置してしまうと、「せっかく窓をつけたのに、開けておきづらい…」なんて事態にもなりかねません。
このため、道路や隣家の位置も考慮したうえで、窓の設置を考えることが重要なんですね。
3.水回りはなるべくまとめて音にも配慮する
お次は水回り。
水回りは、「場所」と「音」に気をつけましょう。
水回りは1箇所にまとめるとコストダウンできる
水回りは1箇所にまとめることで、建築コストやメンテナンスコストを抑えることができます。
また、なるべく1階など低い階への設置の方が、配管工事費を安く抑えることが可能!
ただ、コストのことばかり気にして、無理にまとめるのはやめておいた方が良いでしょう(´ε`;)
生活動線を無視してしまっては本末転倒ですからね。
生活動線ありきで考えたうえで、そこに支障をきたさない場合には「1箇所にまとめた方がベター」といった感じですね。
なお、家づくりのコストダウン術については、以下の記事で詳しくご紹介しています(^∀^ )
水回りは「音」も想定して配置する
そして、忘れがちなのが「音」への配慮。
たとえば、 トイレが寝室に近かったり、寝室の真上だったりした場合には、排水音が気になり睡眠が邪魔されてしまう恐れも(´Д⊂ヽ
特に、二世帯住宅の場合には「じぃちゃんばぁちゃんは早めに寝る」なんてことが多いかと思いますので、排水音にはより配慮したうえで間取りを決定していくと良いでしょう。
注文住宅の間取りで失敗!気をつけるべき4つのポイント
ここからは!
実際に建てた人から「後悔した…!涙」という声が多くあがる、4つのポイントとその対処法についてご紹介していきますよ(^∀^ )
1.コンセントの位置・数
もりっちが住友林業の設計さんに教えてもらった注文住宅の後悔ポイント1位が、コンセント!
「ここにつけておけばよかった…」という後悔の声を非常によく聞くんだとか(´ε`;)
これを防ぐには、「家電・電子機器をどこで使うか」を書き出しておくのがオススメです。
忘れてしまいがちなのが、
- 寝室のスマホ充電用
- ロボット掃除機・スティック型掃除機充電用
- 掃除機の動線を考慮した配置
- 除湿機・加湿器用
- ダイニングのホットプレート用
などですね。
住友林業の場合は「打ち合わせ期間内であればコンセントは何個つけても課金なし」とのことでしたので、もりっちはちょっとでも使う可能性のある箇所にはとにかくつけまくりました(^∀^ )
ただ、一般的にはコンセントは1箇所追加すると+3,000〜4,000円程度かかりますから、漏れのないよう必要な箇所につけておくと良いでしょう。
ちなみに、コンセントは一般的な「白」だけでなく、「ピンク」や「ベージュ」など複数種類のカラーからチョイスが可能。
このため、アクセントクロスなどにコンセントを取り付けたい場合には、クロスに合った色を選択するのがオススメです(´∀`人)
もりっち邸の場合、ホットプレート用のコンセントをキッチンに周りにつけたかったので、キッチンの色に合わせて「黒」にしてもらいました(人´ω`*)
2.収納スペース・配置
お次は収納。
収納は、コンセントと並ぶくらいに後悔の声が多くあがるポイントなんですってΣ(゚ロ゚;)
具体的には…
- 収納を1箇所にまとめたが、分ければよかった
- 玄関収納が小さく、靴が置ききれない
- リビングに収納がなく、物が散らかってしまう
- パントリーの奥行きを長くとりすぎて使いづらい
などですね。
一般的に「充分な収納スペースがある」と判断できるのが、収納率=家全体面積の10%と言われていますが、これを確保できずに”収納不足”で後悔するケースが多いんだとか。
このため、トータルの収納面積、そして各部屋ごとの収納も確保できるよう間取りを考えていきましょう。
もりっちは、収納不足になることを恐れ、念のため和室に1畳ぶんの床下収納をつけました。
これが、思った以上に大きくてビックリ!!
深さも結構あり、180cm超えの旦那くんでも少し腰を丸めたら余裕で入れてしまうほど。
ちなみに床下収納は、+10万円のオプション。
決して安いとは言い難いお値段ですが、設計士さん曰く「床下収納は『つけて良かった!』という声がとても多く聞かれるオプションです」とのこと。
床下収納は”スペースを潰さずに作れる”点が優れているなと感じています(人´ω`*)
3.吹き抜け
3つ目は、吹き抜け。
吹き抜けは「採光がとれる」「開放感がでる」「デザイン的にオシャレ」などの理由で人気の間取り。
しかし実は…
- 夜はダウンライトが届かず暗くなる
- 冷暖房効率が落ちる
- 夏は暑い
- 音が筒抜けになる
- 臭いが上の階まで充満してしまう
などのデメリットもたくさんあるんですよね(つД`)
こういったデメリットも理解したうえで、つける・つけないを判断していきましょう。
4.スキップフロア
最後はスキップフロア。
(出典:重量木骨の家HP)
スキップフロアとは:1.5階(中2階)や2.5階(中3階)、半地下を設ける作り方。同じフロア内で段差をつけ床の高さを変え、階段でつなげたもの。
スキップフロアは、
- 空間を広く見せることができる
- 秘密基地感があり「特別な空間」を味わえる
- 収納場所として使える
- 高さを1.4m以下に抑えるなど一定条件を満たせば容積率(※)にカウントされないため、面積を広くすることが可能
(※)容積率とは:建物の延べ面積の、敷地面積に対する割合のこと。地域ごとに上限が定められています。
こういったメリットがあるため、特に狭小地では人気の間取りとなっています。
しかーし!
- コストが高い
- 施工業者が限定される
- 冷暖房効率が落ちる・冷暖房が届かず不快
- バリアフリーとは間逆なので、長い目で考えると微妙
こういったマイナスの声もよくあがる間取りなんだとか。
吹き抜け同様に、メリット・デメリットを理解したうえで、採用の要否を決めていくと良いでしょう。
注文住宅の間取りで後悔しないために絶対やるべきコト
それでは最後に!
ほとんどの方が「生涯に1度」になるであろう注文住宅の間取りで後悔しないために、絶対にやるべきコトをご紹介。
それが…
複数社の設計士さんに間取りを書いてもらうこと٩( 'ω' )و
自分で自由に決めることの良さはもちろんありますが、そうはいっても私たちは所詮”素人”Σ(°Д°υ)
それに比べてプロである設計士さんは、これまで何百という間取りを書いてきて、生活動線や耐震性のことまできちんと把握しています。
そして意外にも、設計士さんによって、提案してくれる間取りも様々なんです!
実際に各社から提案してもらった間取りはこんな感じでした。
同じ土地なのに、LDKひとつとってもこんなにレパートリーがあるなんて驚きましたね(゚ロ゚ノ)ノ
複数社への間取り一括請求サービスがオススメ!
ここでオススメなのが、もりっちも利用した複数社への間取り一括請求サービスです。
こちら、ネットで建設予定地・希望階数・希望の間取り・総予算などを入力するだけで、複数社から無料で間取りをもらえちゃう優れもの(゚∀゚*)
モデルハウスなど1社1社足で回るのは相当な労力がかかりますから、自宅にいながらたくさんの間取りを取り寄せ見比べられたのは、非常にありがたかったです。
そして何よりも、複数社から間取りの提案を受けたことで、「各メーカーの良いトコどり」の大変満足のいく間取りを実現させることができたのです(;∀; )!
1社のみの間取りしか見ていなければ、最善の選択はできていませんでしたので、複数社の間取りを比較検討して心底良かったなと思っています(人´ω`*)
まとめ
住み心地に大きく関わる「間取り」。
これを失敗してしまっては、せっかくの”夢の注文住宅での生活”が台無しになってしまいます(´Д⊂ヽ
注文住宅では「1から自分ですべて決められる」のがとても大きなメリットではありますが、後悔ポイントを理解していないと「失敗した…(;Д; )」なんて事態にもなりかねません。
ご紹介したポイントを実行・確認し、必ず複数社の間取りを見比べてみて、ぜひあなたにとって理想の生活を手に入れてくださいねっ(^∀^ )
それでは今日はこのへんで。
またお会いしましょー(^∀^ )